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完走記 中西友紀

中西友紀選手(ゼッケン 4)リザルト

  総合一位 距離227.6km 





去年10月に申し込みましたが、台風の影響で中止となり、本当に残念でした。

今年2月初めに、5月の開催決定を知り、ウルトラ練習を開始。

コロナ禍で、大会の度重なる中止を経験してきたので、今回も、中止の可能性を、胸に秘めながら、3ヶ月間、練習を続けてました。

大会直前になり、久しぶりに、大会のスタートラインに立てると確信できた時は、本当に嬉しかったです。




自身、1年7ヶ月ぶりの大会参加となりましたが、これほど、長い期間、大会から離れたことも無かったので、どれほど体力を駆使できるのか、不安もありました。



24時間走の経験は、今回で、15回目でしたが、土のトラックコースは初めてで、どれほどの筋力的ダメージを受けるのか、それも、気掛かりでした。




スタートからしばらくして、外村さんと大島さんは、自分とは次元の違う天性の脚力を持ってると分かりました。




お二人のペースには、明らかに、ついていけないので、いつも通りの自分に合った体感ペースを、ひたすら守り続けました。




夜になってから、徐々に気温が下がり始め、深夜は、極寒とも言える寒さでしたが、幸いにして、夜通し、体調良く、身体が動いてたので、気力ある走りをキープできました。




朝になると、足の痛みは無かったですが、疲労感が、一気に出始めて、いつも通りの展開ですが、200キロを越えてからが、苦しかったです。 





大島さんは、体調を悪くされたのか、ひたすら歩き続けてましたが、最後まで動き続ける姿勢は、素晴らしかったです。

たくさん励みをいただきました。




自分は、爆発力ある走りは出来ないけど、24時間、休みなく動き続けることは、何度も経験してきたので、今回も、休まず前進することだけは、

自分らしく押し通そうと念じてました。




ラスト3時間くらいは、本当に苦しくて、急激に失速。

順位は一位でしたが、外村さんが、信じられないペースで追い上げを見せたので、我慢に我慢の終盤でした。




優勝を確信できたのは、終了30分くらい前だったと思います。

ほぼほぼ歩いてるペースでしたが、ゴールして、苦しさから解放され、一気に安堵感が押し寄せた時は、感無量の幸せでした。




今、持てる最大限の力は駆使できたと思います。

それが成せたのも、長時間サポートしていただいた心友やっくんと、嫁のおかげです。




あらためてですが、このコロナ禍で、競技者として、チカラを発揮できる機会を作っていただき、大会関係者の皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。

共に24時間走を踏ん張ったランナーの皆様にも、

たくさんの励みをいただきました。

本当に有難うございました。




来年7月の参加は、他のレースとの兼ね合いで、まだ分かりませんが、これからも、うるぎ24時間走が、ますます盛り上がりますように、心からお祈りしてます。




来年、いよいよ50歳という年齢を迎えますが、24時間走という種目は、純粋に、走ることそのものと向き合えて、限られた時間で、すべてを出し切る感触が、自分は大好きです。




50代になっても、出来る限り、この種目に参加して、自分を燃やしていけたらと思いますので、また、大会やイベント等で、お会いできる機会がありましたら、よろしくお願いします。有り難うございました。