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完走記 増井英次

 


2021年5月3日午前10時、楽しみにしていた売木村陸上競技場での24時間走が始まった。

私は、翌4日午前10時までに、どれだけ走れるだろうかと不安と期待に心奮わせながらスタート地点についた。
まず、ゆっくり周りのrunnerの様子を見ながらマスクを外してスタート。
天候にも恵まれ、快調に周回を重ねたのも、わずか6時間ほど、まもなく休憩時間も長くなり、歩いたり走ったりの繰り返しでした。
楽しむことが目標だったので、妻にテイクアウトをお願いしてうるぎのおいしいものを食べながら走りました。
天藤の天丼、ランナーが昼ごはんに天丼、なかなかないことですが、妻の愛です。
午後からは日差しもあり、暑い中、重い足を引きずりながら、前を見て走る。エリートランナーはペースが落ちず、淡々と周回を重ねる。
それでも私はマイペース。



夕方、晩ご飯の時間です。農家ゲストハウスポレポレさんの農家弁当、これもテイクアウト、妻の愛です。
この辺りから疲れもあり、一旦、ランナーのオアシス、みんなのうるぎ山荘で仮眠です。着替えもして、朝まで眠ろうかと考えていたら花火の音!
売木村の方が記念の大花火を上げてくださったのです。ありがとうございました。
なぜか深夜零時に目を覚まして再び競技場へ向かい、再び走り始めました。
夜の競技場は、ランナーも少なくなり走らなければ寒い。もちろん、エリートランナーは集中して周回を重ねていました。
外村選手の奥様のサポートを見て、これが本当の愛だと思い、ここの中で叫びました。
静かな競技場を星や月を眺めながら、ゆっくりジョグ、集中して案外走れたかな!
段ボールにくるまって寝静まっているスタッフさんの微笑ましい姿を見て、やっぱりに人は夜は寝た方が良いのかなんて考えながら、淡々と走り、空が白み始めた頃、霜も降り、寒いのですが、眠っていた獅子、いやランナーが目を覚まして徐々に競技場に戻り、みんなと楽しく走りました。残り5時間くらいから重見選手とパワーウォークの練習会。走るよりこの方があってるかな
そして、最後はしっかり走ってフィニッシュ!
当然、最後まで休まず走ったランナーが優勝でした。中西選手おめでとうございます
私は、約300周走り121.6キロでした。
重見選手のサイン入り完走証、うれしかったです。キーワードは夢ある明日へ
今回の大会は、愛、仲間、自然、テイクアウト、仮眠、ニシのホカモンが私のキーワードです。
村長様、売木村の皆様、runnerの皆さん、スタッフの皆様、貴重な体験をさせていただき感謝しております。